福岡県太宰府市の丸山病院(内科・消化器内科・循環器内科・リハビリテーション科)

2024-01-11

今回のテーマは腰痛(腰痛症)についてです。

年も明け、暖冬といわれますが、まだまだ寒い日が続きますが皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回のテーマは腰痛(腰痛症)についてです。

寒くなる秋口から腰痛は増えてくる傾向にあるようです。

治りやすいですが、ぶり返しやすい。腰痛持ちの方はイライラして気分も塞ぎがちになります。しかし腰痛の真の原因は日常の生活習慣にあります。

からだの使い方のコツをつかめば、腰への負担を減らし痛みを軽くすることができます。つまり、腰の痛みと上手に付き合っていくのが肝心です。

成人の約80%以上が経験し、30%の人が腰痛持ちといわれます、急な腰痛の約85%〜90%は3日から1週間が痛みのピークになり、あとは3週間から長くても3ヶ月以内で、動いた瞬間の痛みや弱い痛みが徐々に消えていくようです。

しかし、いったんは治ったと思う腰痛も再発率は高く、時々痛くなる方が約50〜60%、さらに約1〜2%の人が慢性化して、3ヶ月以上たっても、痛みが残るとの事です。

急性腰椎症(いわゆるぎっくり腰)の多くは日常的な動作が原因。たとえば、中腰・屈んだとき・最も頻度が多いのは重量物の挙上、または、急に姿勢を変えた時など。

腰痛の原因で多いのは腰の筋肉痛ですが、お尻から足にかけて痛みやしびれが走る場合や、どんな姿勢でも痛い、徐々にひどくなる、麻痺を伴うもの、発熱を伴うもの。このような時は神経の圧迫・骨折・腫瘍・化膿性炎症など病的な腰痛です。ですから一度は整形外科での診断を受けるようにして下さい。

再発予防として冷やさない・ひねらない・無理をしない。

持ち上げる時や、かがむ時、一拍おいてから、ゆっくりと行って下さい。

では日頃からできる腰痛予防をご紹介します。腸腰筋という筋肉があります、この筋肉は姿勢の安定や足を上げる動作に関与します。腸腰筋のストレッチと筋力強化を行うことにより腰痛の予防・改善が期待できます。

手軽に行える方法です、痛みを見ながら少しずつ、痛い時は中止して下さい。

・ストレッチ(太ももを伸ばす感じ)片足5回

 ①両手をテーブルに置き、姿勢を伸ばし、片足を前に反対足を後ろへ

 ②姿勢はそのままで、ゆっくりと息を吐きながら腰を前下方へ

 ③ゆっくりと息を吸いながら元の姿勢(①)に戻す

・筋力強化 片足10回

 ①椅子に座り、手は膝の上に

 ②ゆっくりと息を吐きながら膝を上げると同時に手で軽く押し下げます

 ③ゆっくりと息を吸いながら足を元(①)に戻す。

また次回も参考となる自主トレーニングを載せていきます。

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